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「Node by KUDO SHUJI」 Blog

ダイヤについて

2020年03月10日

・ダイヤの加工
・ダイヤの評価
・人工ダイヤ

 

たまにダイヤを使うので、ダイヤのことを簡単に書こうと思います。

地球内部の高温高圧力の炭素でできた、現在は最も硬い天然の物質とされています。

日本語では金剛石といいます。

 
【ダイヤの加工】

私も最初、最も硬いのにどうやって加工するか?っていうのが気になりました。

 

答えは、ダイヤはダイヤで加工する。ということでした。

ダイヤの粉を研磨機に付着させ研磨してゆきます。

 

これを知ったときは、驚きました。本当に硬かったのですね。

 

現在では、レーザーで加工する方法もあり、今後もどんどん新しい技術ができると思います。

 

また硬いからと言って割れない物ではありません。

単結晶であり原子の構成上、一定の方向に瞬間的に力を加えると割れます。

劈開性(へきかいせい)といいます。

ですので、本物ですが落として当たり所が悪く割れてしまった等の話も聞いたことがあります。

ダイヤをダイヤで加工することが発見される以前は、この割れる特性を生かしてカットしていたようです。

 

 

【ダイヤの評価】

Cとよく言われますが、4つの評価基準をダイヤは決められております。

・カット ・カラー ・クラリティ ・カラット

 

それぞれ簡単に。

・カット

人工的な部分です。対称性、研磨、仕上がりを評価します。

XCELLENT / VERY GOOD / GOOD / FAIR / POOR / 5段階です。

すべてがトップ評価の場合、トリプルエクセレントとか言います。

 

・カラー

D~Zまで23段階あります。Dが一番透明度が高い状態です。

 

・クラリティー

内包物、天然なので他の物質や内部に原子の不規則性や、傷、等があったりします。

F . IF / VVS1 . VVS2 / VS1 . VS2 / SI1 . SI2 / I1 . I2 . I3

11段階に分かれています。

FやIFは、拡大しても発見できない綺麗な状態です。Iはすぐ発見できる状態です。

ジュエリーでは、「SI」以上が良く使われますが、「VS」以上あれば肉眼では差がわかりずらいと思います。

 

・カット

重さです。1カラット、0,2gです。

1カラットで直径は、約6,5mmです。指の上にこの大きさがあったら、かなり大きく見えます。

 

 

このように4つの評価が、それぞれ段階などがあり、評価していきます。

全部完璧なダイヤは、なかなか入手しずらいのですが。

カラーであれば、G~D、クラリティーは、VS以上あれば、専門家でなければそんなに差は見つけにくいと思います。

それよりもカットのほうが、ぱっと見の印象や光り方が変わると思います。

ですのでカットは、3項目「VERY GOOD」以上が良いです。

 

ウエディングで使う場合は、なるべく高い基準のものを選んでおります。

 

 

「人工ダイヤ」

何年も前からですが、人工ダイヤというのがあります。

合成石のような、違う原子でダイヤに見せるというものではなく、人がダイヤを作ってしまうことです。

ダイヤが作られる同じような高温高圧力を加え炭素でダイヤを作るのです。

まったく凄いことです。

詳しくは知りませんが、人の遺体をダイヤにすることもできるようで、亡くなった方の遺骨ではなくダイヤを近くに置いておく人もいるようです。

 

色々なことがあります。

 

前は、品質が低かったようですが、現在は高品質のダイヤを作れるとのこと。価格も天然より安いようです。

今はあまり出回っておりませんが、将来目にすることも多くなるかもしれませんね。

 

合成ダイヤと本物のダイヤの見分け方などもあるのですが、長くなってしまったのでまたいずれ。





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