ひび
2020年02月04日
「ひび割れ」をいれた造形をしばしば作ります。
昔から「ひび割れ」には魅力を感じておりました。
道路、陶器、ガラス、壁、岩、等、どんな物のひびでもそうです。
時間の経過からなのか、何かの衝撃からなのか、そこには何か因果があったはずです。
ダメージを負い、崩れそうな雰囲気を持ちつつも、そこに佇む雰囲気に、力強さや怖さや色々な感情を持ちます。
この力強さと繊細さの反する要素があわさったものというのは、造形に入れたとしてもやはり良い雰囲気を持ちます。
最近はあまり見かけなくなりましたが、数年前はよく街中や電車で、ひびだらけのiphoneを持っている人をよく見かけました。
あれも物の切なさを感じて良いなと思いながら眺めておりました。
最初の画像のネックレスは、裏側はゴツゴツとしております。
ひびの入った面を地面から剥がしたようなイメージです。
バングルの方は、全体の面を荒らし、そこにさらにひびを入れ、マットに仕上げております。
今後も「ひび割れ」の入った作品は作ると思います。
これを魅力的に思うことは、ずっと続きそうです。
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