立体作品
クリスマスも近づき、年末を感じるこの頃です。
今回は、立体作品についてです。
先日「News」欄でもご報告させていただきましたが、私の立体作品が中国にある美術館に収蔵されました。
本当にありがたいことです。
いつか美術館で展示される日が来ればなと思いながら製作しておりましたのでうれしい限りです。
ここ数年は、ジュエリー中心で活動しておりましたので、あまりアートワークはしておりませんでしたが、私は「ジュエリー」と「アート」で展開しております。
来年は、ジュエリーの割合を少なくする予定なので、アートも含め色々と展開していければと思います。
こちらのブログでも少しご紹介させていただければと思っております。
こちらの楕円形の立体造形は、高さ45cm、幅30cmくらいですが、結構大きく見えます。
「In the flowing time」というタイトルです。
時の流れみたいのをイメージしております。
タイトルをしっかりつけるとイメージが固定化されすぎる場合があるので、つけないことも多いです。
内側は複雑な有機的なラインが交差しています。
穴と内側の交差がある作品です。
全体が白く単色で静けさのある作品となっております。
内側も磨いておりますので、かなり時間をかけました。
作品全体に言えることですが、私は内側と外側というのを重要視しております。
人でも物でも、何もなさそうな外側でも、内は入り組んでいて繊細であり、変化しないことはない複雑なものと思っています。
簡単に理解や判断はできません。
外側は、存在を最終的に残像や音などの余韻として残すものととらえていたりします。
長くなるので省きますが、他にも色々な思いや考えをいれながら、こういう造形物を製作しております。
ジュエリーは、アートをより人にとって身近な立ち位置にと思い、収縮させておりました。
デザインのアプローチもちょっと変わっているので、あまり一般受けはしませんが。
製作したいものがたくさんあるので何をつくろうか来年も楽しみです!
それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
工藤